『サイバーパンク2077』は、『ウィッチャー3』を手掛けたポーランドのCD PROJEKT REDが開発したオープンワールドRPGです。舞台は近未来の巨大都市「ナイトシティ」。プレイヤーは主人公”V”となり、伝説(レジェンド)を目指してストリートの仕事人として生きていきます。身体改造(サイバーウェア)やハッキング、銃撃戦を組み合わせた自由度の高い戦闘スタイルが特徴で、選択によって仲間との関係やストーリーの結末が変化する点も評価されています。発売当初は不具合の多さが話題になりましたが、その後の大型無償アップデートや拡張コンテンツ「仮初めの自由」によって完成度が大きく向上し、発売から5年以上経った現在も高く評価される作品になっています。
開発元CD PROJEKT REDが手掛ける意欲作
開発を手掛けたCD PROJEKT REDは、『ウィッチャー3 ワイルドハント』で世界的な評価を得たポーランドのスタジオだ。中世ファンタジーで名を上げたスタジオが、一転してサイバーパンクという近未来SFジャンルに挑んだという点でも、発表当初から大きな注目を集めていた。原作は海外のテーブルトークRPG「サイバーパンク2020」で、世界観の作り込みの深さには、その原作で培われた設定の厚みが活きている。
舞台「ナイトシティ」という一つの生き物
物語の舞台となるナイトシティは、6つの地区それぞれに全く異なる雰囲気を持つ、作り込まれたオープンワールド都市だ。高層ビルが並ぶ企業エリアから、治安の悪いスラム街、ネオンに彩られた歓楽街まで、歩くだけでその場所の歴史や住人の生活が伝わってくるような作り込みがされている。単なる背景ではなく、街そのものが一つのキャラクターのように存在感を放っている点が本作の大きな魅力だ。
3つのライフパスで変わる物語の始まり方
主人公Vには「ノマド」「ストリートキッド」「コーポ」という3つの出自(ライフパス)が用意されており、どれを選ぶかによってオープニングのストーリーや一部の会話選択肢が変化する。同じ結末に向かう物語でも、Vがどんな過去を背負ってナイトシティにたどり着いたのかが変わることで、物語への感情移入の仕方も変わってくる。周回プレイで違うライフパスを試す人が多いのも頷ける作りだ。
発売後の歩みとアップデートによる進化
発売当初はバグや最適化不足が大きな話題となり、厳しい評価を受けた時期もあった作品だが、その後の大型無償アップデートで戦闘やポリス(NCPD)の挙動、スキルツリーなどが根本から見直され、拡張コンテンツ「仮初めの自由」の発売を機に完成度は大きく向上した。発売当初のイメージだけで敬遠していた人にこそ、現在のバージョンであらためて触れてみてほしい作品になっている。
どんな人におすすめできる作品か
派手な銃撃戦やハッキングを駆使した攻略を楽しみたい人はもちろん、じっくりとサイドジョブを通して街の人々の物語に触れたい人、選択によって結末が変わる物語に惹かれる人にもおすすめできる作品だ。ジャンルとしてはRPGだが、プレイスタイルの自由度が非常に高いため、アクション寄り・ハッキング寄りなど自分の好みに合わせて全く違う遊び方ができるのも魅力の一つになっている。
まとめ
『サイバーパンク2077』は、作り込まれた世界観と選択によって変化する物語、そして自由度の高いビルド・戦闘システムが魅力のオープンワールドRPGだ。発売当初こそ厳しい評価もあったが、現在はアップデートを重ねて大きく完成度が向上しており、ナイトシティという一つの街を遊び尽くす体験として、今あらためて触れる価値のある作品になっている。
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