軌跡シリーズ20周年を記念して発売された『英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-』は、黎の軌跡・黎の軌跡IIの実質的な続編にあたる作品です。裏解決屋「アークライド解決事務所」の所長ヴァン・アークライドと仲間たちの物語が、ここでさらに続いていきます。
導力ロケットが宇宙を目指す、新たな時代の幕開け
物語の舞台は七耀暦1209年のゼムリア大陸。本作では「導力ロケットが宇宙へ向かう」という、これまでのシリーズにはなかったスケールの大きな出来事が物語の軸のひとつになっています。技術文明が発展してきたゼムリア大陸が、ついに宇宙という新たなフロンティアに手を伸ばそうとする時代の転換点が描かれており、シリーズの歴史においても象徴的な意味を持つ一本になっています。
車と甘い物を愛する男、ヴァン・アークライドの活躍は健在
黎の軌跡シリーズでおなじみとなった主人公ヴァンは、本作でも表と裏、両方の人脈を駆使する裏解決屋として活躍します。飄々としたキャラクター性はそのままに、これまで積み重ねてきた仲間との関係や、彼自身の抱える事情がさらに掘り下げられていく展開になっており、黎の軌跡・IIをプレイしてきたファンにとって嬉しい内容に仕上がっています。
選択によって変化する「LAW/CHAOS/GRAY」システム
本作では、プレイヤーの選択によってキャラクターの傾向を示す「LAW」「CHAOS」「GRAY」というパラメータが変動し、物語の分岐に影響を与える新システムが導入されています。裏社会にも顔が利くヴァンというキャラクター性を活かした仕組みで、プレイヤーごとに異なる選択・展開を楽しめる作りになっています。
フィールドバトルとコマンドバトルのシームレスな融合
戦闘面では、フィールド上でのアクションとじっくり考えるコマンドバトルをシームレスに切り替えられるシステムが採用されており、新要素「S.C.L.Mチャージ」「Z.O.C」も加わることで、これまでのシリーズ以上にテンポと戦略性を両立した戦闘を楽しめます。
プレイする前に、黎の軌跡I・IIはクリアしておきたい
本作は黎の軌跡・黎の軌跡IIの続きを描く作品のため、いきなり本作から遊ぶのはおすすめできません。前2作をしっかりクリアしてから触れることで、キャラクターたちの積み重ねや物語の重みをより深く味わうことができます。
まとめ
『界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-』は、軌跡シリーズ20周年という節目にふさわしい、ヴァンの物語の続きと新たな時代の幕開けを描いた一本です。黎の軌跡シリーズを気に入ったなら、必ず手に取っておきたい続編と言えます。
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