『サイバーパンク2077』には体力・反応・技術能力・知力・意志という5つの能力があり、その中でも「知力」はネットランナー、つまりハッキングによる戦闘を極めるための能力だ。今回は最初から知力にポイントを集中させ、直接的な銃撃戦をほぼ介さずにクリアまで進めた、ネットランナービルドでの攻略の記録をまとめてみたい。
ビルドの方向性
序盤は素直に知力へポイントを振り、サイバーデッキの最大RAM量を増やすことを最優先にした。知力4でアクセスポイントやカメラを自動でハイライトする「アイ・イン・ザ・スカイ」を取り、離れた場所からカメラ経由でクイックハックを撃ち込めるようにしたのが最初の転機だった。序盤のうちは戦うより先に見つかったカメラをすべて自分のものにする、というプレイ感覚に近い。
知力9まで育てると「ハックキュー」でクイックハックのキュー(連続予約)が解禁され、1人の敵に対して複数のハックを仕込めるようになる。ここからが本当の意味でのネットランナーらしい戦い方の始まりだと感じた。さらに知力15の「オーバークロック」を取得すると、RAMが尽きても体力を消費して無理やりハックを撃てるようになり、緊急時の切り札として機能する。
実際の立ち回り
基本の流れは、敵グループを見つけたらまず身を隠し、カメラかアクセスポイントを起点にして「コンテイジョン」や「ショートサーキット」系のダメージ系クイックハックを一体にまとめて撃ち込み、体力を削りきる前に「システムリセット」や「リブートオプティマイザー」でRAMを回復しながら次のターゲットに移る、というものだった。銃を構える場面は、ハックが届かない距離にいる敵の掃討や、どうしても近づかれてしまった時の保険くらいで済むことが多かった。
「ブリーチプロトコル」(侵入プロトコル)のミニゲームは知力ビルドの生命線でもある。アクセスポイントに侵入してデーモンを仕込んでおくことで、以降の戦闘で使えるクイックハックの種類が増えたり、RAMコストが下がったりするため、戦闘前にどれだけ下準備できるかがその後の展開を大きく左右した。序盤は制限時間内にシーケンスを組むのに手こずったが、知力の「フォースキル・サイファー」でシーケンス長そのものが短縮されるようになってからは、戦闘のたびに侵入する余裕が生まれた。
苦労した点
知力ビルド最大のネックは、育て切るまでの前半戦だ。RAMの上限が低いうちはクイックハック一発ごとの消費が重く感じられ、雑魚敵相手にもRAMが枯渇して肉弾戦に持ち込まれる場面が何度もあった。また、遠距離からハックで無力化できるという安心感の裏返しで、近接戦闘用のスキルや装備がどうしても手薄になり、不意に距離を詰められると立て直しが難しい場面もあった。ボス級の敵や、複数のネットランナーが同時に相手のハッキングを仕掛けてくる場面では、こちらの手数を上回られて苦戦した記憶がある。
総評
知力ビルドは、力でねじ伏せるのではなく「情報と回路を制する」というサイバーパンクらしい戦い方を体感できるのが最大の魅力だった。カメラとアクセスポイントを線で繋いで攻略ルートを組み立てていく感覚は、ステルス好きにも刺さるはずだ。一方でRAM管理という独自の制約があるため、序盤の育成が整うまでは我慢のプレイが続く点は覚悟しておきたい。銃撃戦の爽快感より頭脳戦としての面白さを求める人には、間違いなくおすすめできるビルドだった。

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